あさはかなふかぼり

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【接客シリーズ】売れる接客とは、断言できる自信があることかな

わたし、昔アパレル店員だったんですよ


まーあ、まあまあ
不出来なスタッフでね
自我ばかりつよくて生意気。
そのくせ、たいして仕事はできないし。
馬鹿だし。
だから、本部から嫌われてましたよね



そんなわたしは
いまや「プロ客」です。
プロ客とは、客として買い物をしつつも
その客状態を自分の糧にしている者のことだと思っていただけましたら幸いです。



そういう訳の、わたしの場合、服を買うときは
接客されなければ買わないの。
ただ、これは「プロ客だから」以前に
服はコーディネートして買わないと、
その服の良さがいきなくなるから。

要するに、単品買いだと
着なくなって
無駄になるからという理由で
店員さんさんの手助けなくして購入にいたらない、と、いうことなんだけどね。
ほら、試着しようにも、あれこれもってきてもらいたいし、脱いだ服を自分で片付けたくないし、
着た姿、シルエットの客観視だって手伝ってもらいたいじゃない?



接客されるのが嫌なひともいるから
声をかけるのが怖いっていう意見もあるんだけど、
へんな声かけるから
「あ、、、うん、、、あなたじゃないから、、ごめん、、、」
ってなるのね
この話はまたこんどね。





そこはとびこえて
いざ、接客。


そのときにね
店員さんがブレてると
無理なの。
今日は、なにがいいたいかというとね。


大体の店員さんは
客の不安に右往左往するってはなし。



たとえば
2つの同じようなアイテムで
お客様が迷っているとき。


じゃ、たとえば
V開きのニットと丸首のニット
ふたつとも買ってくれたらいいけど
どっちかひとつ、という場合


お客様は悩んでいますので
いいます。
「V開きのほうが、痩せてみえるよね…」



そうですねー…




「でも…あまり肌を見せたくないんだ…」




じゃ、丸首ですねー…




「でも、V開きのが、痩せてみえるよね…」



そうですね…



「でも、あまり肌をみ……endless…




ほら。




どっちがいいの?
どっちがその人の求めている自分になれる?
その人は、なにが欲しいの?
服じゃない。
そのひと、どんな自分になりたいの?






最近、甥っ子が高校入学したので
お祝いのプレゼントを買いに
セルバのABCマートにいきました。
迷う。
わからない。
高校生男子になにがいいのか、わたしにはわからない。


そこで、接客してくれた店長が
「高校生なら、絶対エアマックスエアマックスです!」と、いう。
そうなのー?なんていいながら
他のも物色したりしてたんだけど
「いや、エアマックスですよ。やっぱりエアマックス!」
と、断言。
そう?じゃあ、そうね、それにするわ!
と、なるじゃない?



これがね、もし
うーん、エアマックスがいいかもしれないけど…こっちも…あ、これでもいいのかもしれません…色ですかあ…
僕、高校生じゃないからなあ…



などと言われようものなら
もう、買えないんですよ。
その店では
選べないんです。



贈り物じゃなくてもそだよ。
わたしには、どっちがいいと思う?あなたの意見をきかせて。
というお客様に対して
そーですねー…じゃ、こっちですねー…の繰り返しでは
なんのお役にもたっていないということ。





ところで、
無口無愛想な高校生甥っ子は、エアマックスをまえに、目をかがやかせて喜んでくれました
ヽ(´▽`)/




断言できるほどの
自信をつけましょう。
プロになりましょう。