あさはかなふかぼり

あさはかなふかぼり

自分でレールを作る人と走るのが好きな人

仕事を自分のレールにのせてしまうことは
気分がいいだろう
だけど、だれかが作ろうとしている新しいレールについて
邪魔したり、ぶっ壊したりするのは
良くない。

新しいレールは、あくまで
別のレールなんだから
気に入らないとか
自分のレールのほうがいいのにとかいう気持ちは、人間なんだからあるかもしれないけど。

でも
いつまでたっても
古いレールでいいの?
劣化したりしていない?
レールも作り手も。
次のレールを作る人たちを
育てていくには
次の人たちにも、作らせてみなければ。



というような話を、最近した。
上司とね。
気の合う(と、わたしは勝手に思っている)
上司で、この人と話していると
自分が大人でいられるので
この人と、仕事論的な話をするのが好きだ。




さて、
レール。
会話のとおり
次のレールを作る人の育成も会社にとって
勿論大事だけど…と
得意のふかぼり。



会社や団体には
この場合において二種類の人間がいると思う。



レールをつくるのが好きなひとと
人のつくったレールを走るのが好きなひとだ。



レールをつくるのが好きなひとに
人のつくったレールを
正しく正確に
寸分の狂いもなく
走らせるように要求しても無駄だ。
勝手に、分岐を作ったり
わざと効果的なつもりで脱線をしてみたりするから
レールを作った人が気に入らなくなる。
だから、律する。

「こんなレールに乗っていられっかよ!あばよ!!」
となればまだいいけど
だいたいは、腐る。
腐ったまんま、そこに、ただいる。
自分は無能だと、卑下しながら


いっそのこと、
暴走列車になって
そのままどっかいっちゃったほうがよほど良い。
その人にとっても
その会社にとっても。
だって、
能力が活きる場所が違うだけなんだから。



そして、たとえば
会社の全員がレールを作るひとだとしたら
どうなるだろう。
どのレールにも、列車がはしってこないんだ。
なにもうごかなくなる。



だから、
2つのタイプの人は
どっちも
必要なんじゃないかなと思います。




レールをただしく走るほうが楽そう?
とんでもない!!
セーブして、調和して
ミスなく走るなんて
わたしにはできないです。
でも、できる人もいる。




ただね、
最初の話に戻るけど
次のレール作る人を邪魔しちゃだめなのは、これ、ほんとそうよ。
勿論、走る人も妨害しちゃだめ。
むりにそういうことすると
パニックになるからさ

逆に事故るからさ。






つーか、どっちもできる人が
できる人なんだろうけど
あんまりいないやね。