あさはかなふかぼり

あさはかなふかぼり

もう、ペットは飼わないとおもっている話

愛犬のぴぴちゃんが旅立ち
一ヶ月が経ちました。

先代の愛犬スパッツが、生まれつきの病で若くして亡くなり、うちの人のペットロスによる症状が大変切なくて、迎えたコだった。

もの凄く愛した。





やがてうちには、おもいがけず人間のあかちゃんがやってきた。
人間のあかちゃんは、犬のあかちゃんたちより成長が遅くて凄く手がかかる。

ほっといたつもりはないけど
ほっとかれたと感じた時期が
ぴぴちゃんは、凄くあったと思う。
生きる期間が短いぶん、
犬が感じる時間感覚は
きっと人間よりずっとながいから。


うちの人とわたしの
犬と暮らし始めたその頃の状況も
どんどん変わっていった。
働きざかりだからね
そりゃあるよね。
ただ、そのころはわからなかった。

忙しくなって、就業のじかんがながくなって
どんどんながくなって。
いろんな人との(人としては喜ばしいことだけど)付き合いがふえ
さらに、転職したり、転勤があったり
家を空けてしまう。



ペットはわたしたちより早く
年をとる。
介護状態や病気になっても
人間の病気でさえ
他人には理解しづらい部分も多いのに
ペットが病気で…ペットの介護で…というのは
わたしの職場はとてもあたたかいとこなので
理解があって本当に幸せなんだけど
理解してもらえないことのほうが多いみたい。
そして、いまの上司たちだから良かったとしてもその人たちがいつまでも上司とはかぎない。



そもそも
いつ職を失うかなんてわからない。
そうなったときに
高額な治療費を
払いつづけることも
いまはできても
いつかできなくなるかもしれない。


ましてや、自分が突然死んでしまうことだって
なくはない。

協力状態でお世話をしているパートナーをうしなうこともあるかもしれない。


人生には想像もつかないことがおきるでしょ?



酷いこというけど
動物の死体は燃えるゴミに出せるってしってますか?
事故は物損扱いだってしってますか?

悲しいかな、動物はもしも飼い主が飼育してできない状況になったときには
人間みたいに保護してもらえない。



ちゃんと、そこまでの覚悟と用意できる人が
ペットを飼うしかくのある人といえるのでしょう。
残念ながら、わたしはしかくもないのにペットを飼ってしまい幸い自分がなんともないうちに
ペットを喪ったんだと思います。




それをぴぴちゃんが身を持って教えてくれたとまては思いませんが
今ペットを飼い始めようかな?と
思っているひとへの
ちいさなメッセージです。




わたしはもう二度とペットは飼いません。
わたしには、ペットを飼う
しかくも覚悟もいまはないから。