あさはかなふかぼり

あさはかなふかぼり

経験とはリスクがつきものではないだろうか

小学3年生の娘が、友達の家に泊まりにいくといいだした。さあ大変!

友達は、ママがいいよって言ってる。って。

 

「相手先のお宅に、真意をきかなければなあ…子供の言ってることだから、わからんな」

と、考えて、

まず、先様に、真意をうかがい、

おうちの場所を確認してから、

もし本当にウエルカムなのであれば、連絡先を交換して…娘にも失礼ないよう、いろいろ注意をうながして…うわー大変。やめてくれ。などと考えていたところ

うちの娘のおばあちゃん=わたしの母が

「断りなさい💢」

と、どやしつけてきた

 

いやいや、子供たちのいってることだし

わかんないから

伺って、あいて先の真意をきいてからにするよ

と言うと

 

なんだと

相手先から、是非泊まりにきてねと

連絡はあったのかと

いう。

ないし。つかお互い連絡先もしらないし。

なんなら相手の親御さんもしらない。

だから、お会いして、確認して、子供たちに誤解があれば、そうですよね、でよくて

齟齬なくウエルカムなのであれば

それはそれでありがたく受け取ってはどうだろう、と伝えた。

 

 

母が私を育てた環境の頃は

親同士が知り合いなのが当たり前。

同じクラスの子は、

住所電話番号が名簿で配られていたけど

きょうび、んなこたあない。

良し悪しはよくわかんないけど

個人情報ガーな時代だからさ。

それしか術はなくない?と伝えると

 

なんでのこのこと

こちらがそちらのお宅にまで伺って、

お願いしてまで泊まらせなければならないのか

 

と、わたしの母はいうのだ。

 

 

なるほど

さては、このひと

わたしが子供のころに

この類でそうとう嫌なめにあったんだろうな。

すでに大人になった私に

なお、みなまで言わないほど

嫌な目にあったんだろうなー…

それは…ごめんねて…

 

 

 

でもさ

まず、話をきかないとなんにもわからないから、まず、きいてみるね、じゃ、だめなのかな…

 

 

 

母は、渋々と、

あまつさえ

断りなさいといいおいて

電話を切った。

 

 

どうなるんだろう。

いっそのこと、相手様が

知らなかったー!だめ、だめ!

だめですー!!

って言ってくれたほうが

気は楽。

そのほうが、わたしが娘に

行っちゃだめって理由ができるから。

 

どうぞ是非是非といわれているのに

だめよというのは

難易度高い。

そのせいで、要らぬトラブルがおきたら…という懸念はあるけど

うーん。

 

うーん。

 

 

うーんうーん。

 

 

飛行機に乗るなんて

その飛行機がおちたらどうするの?

じゃあ車でいきましょう

ぶつかったらどうするの?

電車でいきましょう?

電車が事故を起こして、死傷者がでたことがないとでも?

自転車でいきましょう

自転車は事故らないんですか?

歩いていきましょう

歩行者は事故に巻きこまれないんですか?

 

しかめっつらでいました

しかめっつらが気に入らないと

刺されました?

笑っていたら

俺を笑ったなと刺されました?

 

 

リスクだけを見ていたら

怖くて、家に閉じ込めておきたい。

家にいたら、地震が起きましたそして…

 

 

 

きりがない。